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ビデオじゃ見られない! 2000年5月はこれを見逃すな!!



  2000年の4月から5月にかけて、日本映画の回顧上映、外国監督の特集上映などで、ビデオ化されていない映画史上の名作や、90年代の重要な映画がガンガン劇場にかかります。中にはこの機会を見逃すと、次いつ見られるか分からない作品も多々あります。
  残念ながら作品の解説まで書いている時間がないので、ここでは必見作品とレイティング(基準はMovie Guideと同じ)、上映場所と連絡先を明記します。私も未見の作品がありますので、それについてはレイティングを打っていません。
  Movie Guideの原則を破って、雑誌原稿の締切前だというのに、緊急に作ったページ。それだけ、ここに挙がっている作品には、馬場のプッシュが強いと考えていただいて結構です。
  私が東京在住のため、他の都市での上映状況までは把握していません。どうしても東京中心の情報になってしまうことについて、ここにお詫びします。
  2回以上、上映予定のある作品については、日時を記していません。『ぴあ』などの情報誌でご確認下さいますように
  さあ、この5月は映画で破産して下さい!!

この色の作品は★★★★以上獲得作品です




1. 偉大なる"K"(1): 小林正樹

東京・京橋 フィルムセンター大ホール
(ここは入場料\410.-と安いです。tel.03-3272-8600 http://www.momat.go.jp/)
・ 壁あつき部屋(5/10 15:00)
・ 人間の條件 第一・二部★★★★1/2
・ からみ合い★★★★(5/12 15:00)
・ 切腹★★★★★(5/12 18:30)
・ 怪談★★★★1/2(5/16 18:30)
・ 上意討ち-拝領妻始末-★★★★(5/17 18:30)
・ 日本の青春★★★1/2(5/18 18:30)
・ いのち・ぼうにふろう★★★★1/2(5/19 18:30)
・ 東京裁判★★★
[追記: 5月2日に『まごころ』を見ました。★★★★の傑作でした(脚本は木下惠介ですが、きっと原案はビアスの『壁の向こうに』です)。
   恥ずかしながら、『人間の條件』全六部以前の小林正樹を、まだ一本も見ていなかったのです。ですが、『まごころ』を推薦しなかったのは痛恨でありますので、5/9以降に最終上映される、私が未見の初期小林正樹は、保証はできませんが、すべて推薦扱いにさせていただきます。
   また、今回上映される『いのち・ぼうにふろう』と『化石』のプリントは、撮影監督の岡崎宏三氏のチェックを経た、ニュー・プリントです。『化石』は★★なのですが……なにぶん、20年前に見たきりなので……]


2. 追悼・宮川一夫 光と影による映画史

東京・千石 三百人劇場
(都営三田線 千石駅 tel.03-3944-5451 http://www.bekkoame.ne.jp/~darts)
  推薦作はこちら


3. アキ・カウリスマキ・ゴーズ・ニッポン!

東京・渋谷 ユーロスペース (tel.3461-0211)
・ パラダイスの夕暮れ★★★
・ ハムレット・ゴーズ・ビジネス★★★
・ マッチ工場の少女★★★1/2
・ コントラクト・キラー★★★1/2
・ ラヴィ・ド・ボエーム★★★★
・ トータル・バラライカ・ショー★★★1/2
・ 愛しのタチアナ★★★★1/2
(『浮き雲』の上映が終わってしまった……すみません!)


4. ヤマガタin東京 山形国際ドキュメンタリー映画祭'99東京上映

東京・BOX東中野 (tel.5389-6780) ・ 橋★★★/セーヌの詩★★★/風の物語★★★★
  (以上5/8 18:30)
・ メイン州ベルファスト
・ A インターナショナル・エディション[ナショナル・エディションは★★★]
   (5/5 17:40)
・ ルート1★★(5/7 16:40)
・ エルサレム断章(5/12 12:15)


5.イメージフォーラムフィルムフェスティバル2000
東京・新宿 パークタワーホール (問い合わせ先tel:3357-8023)
横浜・桜木町 横浜美術館レクチャーホール (tel. 045-221-0304)
京都 関西ドイツ文化センター京都(tel. 075-761-2188)
・ 行き暮れども待ち明かず★★★(東京5/6 14:30/横浜5/3 16:30/京都5/12+5/16)


6. レトロスペクティヴ オタール・イオセリアーニ
東京・神田駿河台 アテネフランセ文化センター (tel. 3291-4339)
[*の作品のみ日本語字幕付き、他は英語字幕、フランス語字幕、無字幕あり]
・ 落葉★★★1/2(オリジナル・ジョージア語版日本初上映)
・ 歌うつぐみがおりました★★★★
* 田園詩★★★★★
・ 月の寵児たち(月のお気に入り)★★★1/2
・ そして光ありき★★★1/2
・ 蝶採り(蝶々狩り)★★★★1/2
・ 群盗第七章(詐欺師たち、第七章)★★★★1/2
* さらば、わが家(『素敵な歌と舟は行く』)★★★★1/2
ほか、ドキュメンタリー作品の上映予定あり。



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